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2024年度 介護報酬改定 LIFEをQOL向上の手がかりに 根拠ある良質なケアの「可視化」に不可欠
  • 2024/03/07
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社会福祉法人小田原福祉会 特別養護老人ホーム潤生園施設長  井口健一郎 氏

PDCAに基づく科学的介護の推進に向け、前回改定で導入されたLIFE加算。2024年度の改定では入力項目や提出頻度など事業所の負担を軽減する見直しにとどまったが、介護の質の標準化や電子化された介護情報の共有・一元管理化は、国策として今後確実に推進されていく。LIFEに対してまだ誤解や懐疑的な現場も少なくないなか、活用の先進現場として知られる特別養護老人ホーム潤生園の井口健一郎施設長は、「LIFEの本質的な意義は、分析したデータによって介護職が変化を見通したケアを考えることができるようになること。QOLを高めるための手がかりとして有用であると実感している」と話す。課題もあるが、前向きに組織的に取り組む現場が増えてほしいという。(以下略)

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