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  • 2024/04/05
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2025年を目標年に策定された地域医療構想。平たく言えば増え過ぎた急性期病床の削減を目指す計画だ。厚生労働省はこのほど、2040年ごろを見据えた「ポスト地域医療構想」の検討を開始した。

検討会では、25年に必要と推計した高度急性期・急性期・回復期・慢性期の機能別の病床数に対し、現時点では急性期病床は必要量よりも多く、回復期病床は少なく、慢性期は減って必要量に近づいていると報告。

今後は在宅患者数が増加し、医療と介護の複合ニーズを持つ患者が増えるため、新構想では病床だけでなく、かかりつけ医機能、在宅医療、介護連携を含めた提供体制を検討する。

医療から見て介護は「川下」と言われる。依然として多い急性期病床を削減するため、退院患者の受け皿を作る狙いもあるだろう。検討会委員には、純粋な介護関係者はいない。ヒアリングで介護側の意見も反映してほしい。

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