施設にも車いす選択の自由を!
- 2024/04/12
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特養好日苑とカラーズ レンタルパック協働開発
QOL向上、経営にもメリット 全国普及のモデルに
東京都大田区の特別養護老人ホーム好日苑(社会福祉法人響会、栃原憲彦施設長)は、在宅介護事業者のカラーズ(大田区、田尻久美子代表取締役)と協働し、入居者一人ひとりに合った車いすを提供する「車いすレンタルパック」を開発・導入した。半年足らずの間でも誤嚥がなくなり褥瘡も改善するなど、明らかに入居者のQOLは向上しており、費用対効果の面でもメリットを確信しているという。レンタル事業者にとっても施設が新たな顧客となる意義は大きい。どこで暮らしていても身体に合った車いすを使える仕組みが広がれば、介護保険給付の適正化にもつながるはずだ。
「姿勢良く車いすに座って美味しそうに食事を食べている姿を見ると、胸がいっぱいになります」。満面の笑顔でそう話すのは、好日苑の特養課長を務める石毛健太さんだ。今年1月、好日苑に真新しい車いすが次々と運び込まれた。その数45台。使用する人の身体状況に合わせて調整できるモジュラー型とティルトリクライニング型の車いすだ。在宅介護事業者カラーズによる、車いすレンタルサービスが始まった。(以下略)