介護福祉士試験「パート合格」 来年度から導入へ
- 2024/07/26
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厚労省 不合格部分のみ受験可能に
厚生労働省は12日、介護現場で働きながら資格取得を目指す受験者が介護福祉士国家試験を受験しやすくするための「パート合格」の導入に関する検討会を開催し、関係団体からのヒアリングと、パート合格を導入する場合の有効期限や合格基準、スケジュールについて議論した。9月にも報告書案をまとめ、来年度の第38回国家試験から導入する方針だ。
パート合格とは、介護福祉士国家試験を2回目以降の受験時に、前年度試験で合格水準に達した複数科目単位の「パート」の再受験を免除する仕組み。初回受験時は全科目を受験しなければならないが、2回目以降は不合格パートの学習に注力できるため、より合格しやすくなる点を狙っている。
出題数や学習に当たっての科目のつながりを踏まえた上で分割パターンの分析を実施。前回検討会で「3分割がより適切」とする考えを示していた。また3分割の場合は、毎年1パートずつ合格していくことが可能になる。(以下略)