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  • 2024/08/02
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山形や秋田を中心に記録的な大雨となり、心痛む被害が連日報道されている。厚生労働省の状況報告最新版(7月31日・第14報)によると、医療・福祉施設関係では山形の高齢者施設1施設で床上浸水の被害が把握されているが、浸水被害を受けた住宅は2県合わせてすでに1300棟以上というから、在宅介護事業者にはさらに大きな影響が出ているのではないか。コロナ感染症もまた猛威を振るっている。

本紙では以前から、BCPの一環として国際医療福祉大学大学院特任教授・小嶋章吾氏らが開発した記録法「F―SOAIP(エフソ・アイピー)」を勧めている。日常的に使っているケアマネ事業所は、コロナ禍でサービス提供ができなくなった職員が出た時、慌てて引き継いでもひと目読んだだけでこれまでの支援経過が理解できたという。非常時は誰の身にも起こり得る。改めて記録の重要性に着目してほしい。

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