増える身元保証ニーズに対応
- 2024/08/09
- バックナンバー
社会福祉法人まごころ
ケアマネの負担軽減も
単身高齢者が増える中、施設入所や入院時に求められる身元保証などを代行する民間サービスへのニーズが高まっている。質の確保のため国は、6月に事業者ガイドラインを公表。認定制度も検討する考えを示した。その国に先駆けて、静岡市では、終活の支援を目的として、生前事務や死後事務サービスを行う事業者を優良事業者として認証する制度を始めている。認証を受けた社会福祉法人の取り組みを取材した。
「3年前、特養の相談員だった時に、お一人で困っている人が増えてきたと感じていました。家族がいても保証人を頼めないケースも少なくありません」
静岡市や川崎市で特養や居宅介護支援などの介護保険事業を展開する社会福祉法人まごころ(静岡市駿河区、増田正寿理事長)の身元保証事業を担当する石井達也さんはこう話す。同法人は、静岡市が今年から開始した「終活支援優良事業者認証事業」の、現時点では唯一の認証事業者だ。(以下略)