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  • 2024/08/30
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「最近、顧問先の介護施設で見守り機器の体動検知の感度を上げたり、乱暴な接遇を検知するシステムを導入するところが増えているんです」。先日取材でお世話になった弁護士の方の言葉だ。その数日前、ある見守り機器メーカーからも「いまのトレンドは画像が鮮明に見えること」という話を聞いたばかりだった。

人手不足に苦しむなか、事故や虐待を起こしてはならない、訴えられないようにと、職員を守る気持ちもあるだろう。だが、こうしたことがエスカレートしていった先に行きつくのは、対話のない、信頼関係もない殺伐とした介護の姿ではないかと不安になる。

先の弁護士さんはこう続けた。「ヒューマンエラーを回避し、現場に時間的・精神的な余裕が生まれる。そこから利用者や家族に付加価値のある介護を創り出す。テクノロジーはそのための手段であるはず」。どうか忘れないでもらいたいと思う。

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