受験予定者3千人減少
- 2024/09/13
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コロナ禍からの回復落ち着く?
本紙調べケアマネ試験
今年10月13日に行われる第27回介護支援専門員実務研修受講試験の受講予定者数は、全国で約5万9930人で、前回試験時より約3千人減少したことが、本紙による各都道府県への聞き取り調査から分かった。
本紙が8月30日~9月9日の期間に、各都道府県や試験実施機関に電話で、受験票発送数(あるいは発送予定数)を聞き取りした。
41都道府県で受験者数が微減。全国平均では約5%の減少だが、昨年度より2割減っている県も複数ある。
「コロナ禍の際に大幅に受験者が減少した分、昨年度、一昨年度は受験者が増えていた。今年はその増加分がなくなったのでは」と中部地方の県の担当者。同様の意見は複数あった。「処遇の状況などを受けて全国的に受験者が減る傾向にある」(近畿地方)との声もあった。
ケアマネ試験の受験者数は、1998年の第1回試験が20万7080人で、合格率も44・1%と最多だった。受験資格要件が厳格化された2018年度には受験者数4万9332人、合格率も10・1%に低下。その後、21年度は5万4300人、22年度5万4400人、23年度5万6500人と微増で推移していた。(以下略)