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  • 2024/09/13
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弊社発行「月刊ケアマネジメント」の愛読者Aさんは、10年以上、認知症の母親のケアをしながら訪問看護師として働いているが、症状が進行したため母親を「看取り」を方針に掲げる特養に入所させた。

しかし不調になるとすぐに病院に救急搬送。不調の要因は不要な薬物であること、母親は元気なときから自然な死を望んでいたことを伝えても聞いてもらえなかったという。

窮地を救ったのは、搬送先の救急医。超高齢の母親は全身の免疫・代謝機能が低下しているからたとえ消化吸収しても回復のスイッチが入らない状態だとAさんに説明。そして、本人やAさんの意思を丁寧に聴きとり、病棟主治医にも伝えてくれたという。

これはアセスメントが不十分とかACPができていない、などという問題ではない。むしろケアの専門職として大切なスキルは、「患者さんや家族の話をとことん聴く」ことではないだろうか。

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