福祉用具の認知度を上げたい! 「見て・触れて・試せる体験型勉強会」
- 2024/10/29
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後悔をなくし、希望を叶える提案を
首都圏で福祉用具レンタル事業などを行う福祉協同サービス(足立区、小川一八社長)は9月25日から2日間、福祉用具の有用性を周知することを目的に、都内で体験型勉強会「見て・触れて・試せる体験型勉強会」を開催した。福祉用具体験のほか、導入方法を学ぶ座学なども行われた。
体験では、要介護や住宅の状況、利用者の希望に応じた「住宅改修×福祉用具セットプラン」の体験ブースを、▽トイレ×歩行不安定ブース▽玄関×車いすブースなど6パターン用意。来場者は4人1組となり、福祉用具専門相談員の案内のもと、住宅を模したブース内で福祉用具を用いた生活動作を体験した。
また、利用者宅の間取りや家族の状況などをまとめたワークシートをもとに、本人の希望を叶える住環境整備を提案するケーススタディも開催。店舗併用型住居の2階部分に独居している人のケースで、仏壇で手を合わせたいなどの希望を叶えるための提案をディスカッションした。
2日間の参加者は122人でそのうちの約7割がケアマネジャーだという。福祉協同サービス足立営業所の島村偉吹さんは「福祉用具の認知度は非常に低く『もっと早く導入していれば』などの後悔を多く目にしてきました。ケアマネさんに福祉用具を知ってもらい、利用者にとって最適な環境を作るツールであることを実感してもらうために、イベントを開催しました」と話した。