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- 2024/11/22
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7日に開催された厚労省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」では、ケアマネジャーの確保を目的に、実務研修受講試験の実務経験年数の緩和や、法定研修の一部オンライン化、更新研修の分割受講などの案を議論した。
「更新研修がしんどいからケアマネを辞める人もいると聞いたことがある」との声はあったものの伝聞で、ケアマネにかかる負担の実態を伝える意見は、ほとんど聞けなかった。
SNSをちょっと覗けば、ケアマネが現行の法定研修の内容や時間、費用の重さに苦しみ、「更新制を廃止してほしい」と訴えている実態にじかに触れることができる。
これまで5回開催された検討会では、1回だけ介護関係団体や社会福祉法人を対象にヒアリングが行われたが、「中間整理」をまとめる前に、現にプランを持って働くケアマネの、生の声を聴く必要があるのではないだろうか。