【特集】「諦めない!」を応援します
- 2025/01/01
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いま、介護業界だけではなく、日本社会全体に「諦め」モードが漂っているように感じています。どこもかしこも人手不足で高齢化。効率化しなければ未来はないという論調が全ての政策の柱になっているのではないでしょうか。
介護においては、訪問介護事業者の撤退が相次ぎ、地方の山間地では事業所がなくなってしまった地域もあります。移動に時間がかかる場所に暮らしている人が介護サービスを受けられないのは本当に「仕方のないこと」なのでしょうか? 災害のリスクの高い場所に住むことは諦めなければならないことなのでしょうか。本当はそうではないと思いつつ、結局諦めるしかない。そう思い込むしかないと感じている人は少なくないように思います。
介護は人の暮らしに溶け込んで、その人の幸せをとことん考える仕事。その非効率にどっぷりつかることを良しとする社会でありたい。
シルバー新報では2025年、そんな思いを込めて、日本の高齢社会を明るくするために前例のないことや非常識と思われることに向かっていく人たちを全力で応援していきます。(次号は1月10日号からお届けします)