複雑化した介護保険 「なぜ?」解消の一助に
- 2025/01/31
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オフィス・ハスカップ 解説冊子発行
介護保険制度創設から25年。この間に行われた制度改正や介護報酬改定によって、制度の仕組みは複雑化する一方。理解が追い付かない人は少なくないだろう。このほど、市民福祉情報オフィス・ハスカップ(小竹雅子主宰)が発行した冊子「ハスカップレポート2023‐2025(写真)」は、介護保険制度をめぐる「なぜ、こんなに使いづらくなったの?」という疑問の解消に役立つ冊子だ。
2006年から20年まで続けた電話相談に寄せられた疑問の声をもとに、Q&A形式で解説している。小竹さんは制度見直しで行われる社会保障審議会など国や政府の会議をほぼ欠かさず傍聴し、行政資料をつぶさに把握し続けてきた。いまの制度の仕組みは過去25年間で行われてきた見直しの延長線上にある。変わらないのは介護保険も本人が申し込まないと利用できない「申請主義」であること。「分からない」と諦めず、主体的に制度を利用するために制度情報への関心を持ってほしいと、膨大で難解な行政情報を分かりやすく整理している。(以下略)