施設で薬の仕分け自動化 官民で介護ロボの導入事例など報告 介護ロボット全国フォーラム
- 2025/02/14
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テクノエイド協会(新宿区、大橋謙策理事長)は1月31日、介護ロボット全国フォーラムを開催した。行政からは介護現場でのテクノロジー活用を推進する事業の概要など、参加企業からは薬剤の自動仕分け機などの介護ロボットの活用事例について報告された。
テクノエイド協会は、介護現場の生産性向上のために同会が行っている介護ロボットの実用化を支援する事業について説明した。具体的な取り組みとして、介護施設と開発企業のマッチングの支援や、開発機器の実証に協力可能な事業所を募っていることなどが紹介された。
事務機器を手がけるエトリア(横浜市、中田克典代表)の周辺機事業部技術開発室の徳植義人さんは、多くの介護施設で、入居者に処方する薬剤を職員が手作業で日別・用法別に仕分けることに、多くの時間を費やしている状況にあると説明した。手作業の場合、薬剤の仕分けにミスが生じやすく、誤薬や与薬漏れなどにも繋がりやすい。職員の業務に負担が掛かり、入居者と十分にコミュニケーションが取れないことも課題だとした。(以下略)