地域の移動課題の解決を 対話・調査・可視化を通じ産官民で連携 Community Driveプロジェクト
- 2025/02/21
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地域の交通や福祉の課題解決を推進するCommunityDriveプロジェクト(SMART福祉ラボ、日建設計、図解総研)は12日、昨年7月から富山県黒部市で取り組んでいた実証事業の最終報告を行った(写真)。移動課題の解決に向け、地域での対話・調査・可視化を通して住民の主体性と合意形成を行うというプログラムを開発、得られた解決策を実行する。今春からプログラムの全国展開を行っていくという。
人口減少や高齢者の増加などに伴い、福祉分野における送迎負担の軽減や、高齢者の移動手段の確保などが求められている。黒部市では、公共交通の減便や高齢者の免許返納が進んでおり、住民の移動手段確保が喫緊の課題だ。本プロジェクトは、住民が主体となって地域における移動手段の課題を考え、解決策を見出すことを目的に進められた。
実証事業では、移動課題解決に向けた第一歩として、自分たちの地域の移動を考え主体的に取り組む人材「コミュニティ・ドライバー」の発掘・育成を7月から開始していた。(以下略)