「主任ケアマネ続けない」5割 本紙、ケアマジメント・オンライン共同調査
- 2025/02/28
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業務の負担感が影響
「5年後には主任ケアマネジャーとして働いていない」と考えているケアマネは5割を超え、“どちらとも言えない”と合わせると8割超が主任ケアマネとして働くことに消極的なことが、シルバー新報・月刊ケアマネジメントと「ケアマジメント・オンライン」との共同調査で分かった。「本来業務ではない」と考える事業所運営に関する仕事や、担当を持ちながらの管理業務など、過大な負担を担いたくないという考えが背景にあるようだ。
調査は今年1月、ケアマネ向けの専門情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」を通じて実施。646人が回答した。ケアマネジャーや主任ケアマネジャーの業務や役割、あるべき姿などについて尋ねた。約7割が主任ケアマネの資格を持っていた。
主任ケアマネジャーは、地域や事業所の経験の浅いケアマネへの指導・育成の役割があるが、管理業務に時間をとられ、現場のケアマネの指導ができない状況がある。
アンケートで主任ケアマネが担うべき役割を尋ねたところ(2面図3)、主任ケアマネとケアマネを合わせた回答では7割以上が「事業所内のケアマネの人材育成」と回答。「管理者」58%、「地域の事業所との連携」55%だったが、「事業所の経営者」は28%。主任ケアマネだけでは「事業所内の育成」「地域の事業所との連携」の順に多かった。(以下略)