約4割がカスハラ経験 日本介護支援専門員協会調査
- 2025/04/18
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より実効性のある対策を
日本介護支援専門員協会(柴口里則会長)はこのほど、ケアマネジャーのカスタマーハラスメントに関する調査結果を公表した(表)。過去1年間にカスハラを受けたと回答したケアマネは約4割に上っていることが分かった。カスハラの経験があるケアマネは仕事の継続意欲が低い傾向にあることも示唆。協会は離職防止のためにカスハラ対策を強化するべきと訴えている。
調査は2024年11月~12月、カスハラによってやりがいが損なわれることが離職率増加に繋がる可能性があると仮説を立てた上で、カスハラとやりがいの関係を明らかにすることを目的に実施。協会会員1935人を対象に実施し、有効回答数は1293件(有効回答率66・8%)だった。
過去1年間にカスハラを受けた経験のあるケアマネは37・7%だった。加害者は「利用者の主介護者やキーパーソン」が46%で最多、「利用者本人」が28・3%。カスハラの内容別では暴言などの「言葉の暴力や精神的な攻撃」が32%で最多、次いで「過度な要求や不当な要求」が25・2%の順に多かった。(以下略)