遊歩道
- 2025/06/13
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急性骨髄性白血病を患い闘病生活を続けていた高室成幸さん(ケアタウン総合研究所代表)が5日、永眠された。地元名古屋市で執り行われた通夜と葬儀には、仲間や支援者が全国各地から駆け付け、時間を忘れて別れを惜しんだ。
斎場の一角に並べられた多数の著書の一番上に、弊社から刊行した「CADLと『らしさ』」が飾られていた。3月末に生前葬をやると決め、どうしてもその日に間に合わせたいと、休みなく執筆・校正に明け暮れた。
体調を思うと胸が締め付けられたが、完成が近づくほど元気になっていく姿を見て「これが高室さん自身がそうありたいと思う『らしさ』なんだ」と思い楽しみながら伴走させてもらった▽旅立つ直前まで満身創痍で書き続けていたという。シルバー新報に書きたい連載の構想もあったそうだ。高室さんを介してつながった素敵な人たちと、その遺志を「つなぐ」役割を担っていきたい。