口腔ケアで誤嚥性肺炎ゼロ達成 特養 若葉苑が総合グランプリ受賞 クロスケアデンタル「ゼロプロアワード」
- 2025/07/18
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誤嚥性肺炎予防に効果があり、口腔ケアの専門職でない介護職でもできる口腔ケアを開発し、全国の介護現場への普及活動「誤嚥性肺炎ゼロプロジェクト」を行っているクロスケアデンタル(福岡市)。同社の口腔ケアを実践し誤嚥性肺炎の入居者を減らすことができた介護施設などを表彰する「ゼロプロアワード」を10日に開催した。全職員が再現性のある口腔ケアを目指して同プロジェクトに参加した特別養護老人ホーム若葉苑(大分県由布市)が、2年連続でグランプリに輝いた。
クロスケアデンタルが推進する口腔ケアは、歯のブラッシングと口内のマッサージなどによるリハビリを週2回行うというもの。介護職をはじめとする誰もが短時間でできるシンプルな工程が特徴だ。介護職の業務負担にならず、日頃から習慣づけて行うことで着実に誤嚥性肺炎を予防できるよう、同社代表の瀧内博也さんが開発を手掛けた。誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトでは、セミナーや口腔ケアの手技を着実に習得するための試験、同社の歯科医師らによる現場指導も実施。プロジェクトに参加している介護事業所は100事業所以上にも上る。
実践の成果を入居者の入院日数や実技試験の合格率、口腔ケア実施回数などで評価し、成績優秀な施設と個人を表彰するのがゼロプロアワード。今年で4回目の開催となった。(以下略)