介護現場の生産性向上活動を支援 TRAPE 無料ツールリリース
- 2025/07/18
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TRAPE(大阪市、鎌田大啓代表)は、介護事業所の生産性向上の取り組みを効果的に進めるためのツール「生産性向上くん」をリリースした。改善活動のプロセスのなかで悩んだりつまづきやすい「課題の見える化」など、実行に至る前の重要な準備段階をサポートする。介護保険事業所であれば登録料・利用料は一切かからない。現場が主体となった改善活動で自分たちの課題解決に成果を上げるために活用してほしいという。
TRAPEは国が生産性向上を推進し始めた2016年から、ガイドラインの作成を始め介護現場や自治体の取り組みを支援する事業を続けている。だが、取り組んでみたものの「壁」にぶつかって挫折してしまう事業所も少なくない。
「改善活動では委員会の立ち上げから始まり、課題の見える化、実行計画を立てる、改善活動に取り組む、活動を振り返り実行計画を練り直す、といったステップを踏みながら取り組んでいくことを示しています。この中で最も重要なのが実行計画を立てる前の準備段階。ですがここでつまづいてしまう現場が非常に多いことが分かってきました」(鎌田さん)
厚労省の普及推進セミナーでも、常に「準備8割」と言って計画作成前のステップの重要性を強調してきた鎌田さん。そこで、この準備ゾーンの壁を乗り越えるために作成したのが、「生産性向上くん」というソフトだ。(以下略)