参院選 医師会・釜萢氏が当選 報告会で感謝と決意
- 2025/07/25
- バックナンバー
- ピックアップ記事【その他】
介護関係候補は落選相次ぐ
参院選の比例代表では、自民党から立候補した日本医師会副会長の釜萢敏氏が17万4434票を獲得し、党の厚生労働関係のトップで初当選した。22日に日本医師会館(東京都文京区)で行われた当選報告会では、「医療や介護で働いている922万人の生活が良くなり働きやすくなるように、力を尽くしていく」と強調した。一方、介護関係団体が推した候補者は落選が相次ぐなど明暗が分かれた形だ。
報告会には、釜萢氏を推薦した業界団体や、日本医師連盟の松本吉郎委員長、自民党の自見英子参院議員などが集まり、祝辞を述べた。
今回の比例代表の自民獲得議席は12で、前回参院選から6議席減少。特定枠2枠を除いた10枠を争う厳しい戦いになったが、釜萢氏の党内順位は8位で、医療・介護関係議員の中では得票数はトップだった。
釜萢氏は、複数の介護関係団体からも支援を受けた。全国老人福祉施設協議会の政治団体である全国介護福祉政治連盟、全国老人保健施設連盟、日本認知症グループホーム連盟、日本介護支援専門員連盟、日本福祉用具供給協会などだ。当選の挨拶では「医療と介護の連携の重要性」を強調し、介護関係団体への感謝を述べるなど、配慮も示した。(以下略)