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8割の事業所で人材定着 スポットワークで長期採用も
  • 2025/09/12
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タイミー(港区、小川嶺代表)が運営するスキマバイトアプリ「タイミー」を活用する介護事業者の約8割で人材の定着が実現したことが、同社の調査によって分かった。タイミー内で介護分野の資格を有する人材は40万人を超えている。

調査は今年2~3月にかけて、タイミーを導入する介護事業所96拠点を対象に実施。人材定着につながったと回答した事業所は80・2%。そのうち、「リピーター化のみ」実現したのは51・9%、「長期採用のみ」実現したのは14・3%。両方実現したのは33・8%となった。長期採用された人材は、即戦力となり得る有資格者が約9割を占め、無資格者の割合と大差をつけた。

タイミーによると、過去に介護事業所で働いた経験を持つ「潜在介護職」の有資格者は約4割とし、業界復帰の機会になっているのではと分析。「現役の介護職がスポットワークで働いた経験のある事業所に転職するケースもある」と話した。

厚生労働省では、2024年度補正予算に「介護未経験者マッチング機能強化モデル事業」を7800万円計上している。都道府県や市町村が実施主体となり、事業者と連携、未経験者を対象にシーツ交換や清掃などの周辺業務を担ってもらう仕組みだ。(以下略)

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