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ケアマネ試験 受験予定者4千人減少 昨年度合格率急上昇の影響で 本紙調べ
  • 2025/09/19
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今年10月12日に行われる第28回介護支援専門員実務研修受講試験の受講予定者数は、全国で5万5926人で、昨年度の前回試験に比べ約4千人減少したことが、本紙による各都道府県への聞き取り調査から分かった。

本紙が9月10日~18日に、各都道府県や試験実施機関に電話で、受験票発送数(あるいは発送予定数)を聞き取りした。

受験予定者数は47都道府県中45都道府県で前年度より減少していた。

減少した要因として多くの都道府県担当者が挙げるのが、「昨年度の合格率の急上昇」だ。昨年度試験の合格率は32・1%。その前年度の21%から11・1%も上昇した。
このため合格者数が増加。これまで合格できなかった「再受験者」も合格し、今年度の受験者数が減ってしまった――という考察だ。

「昨年度は合格者数が1・5倍に増えた。今年度は新規受験者が多い」

「合格率上昇に加え、コロナ禍後の受験者数増加の効果も終わったので減少した」

このほか、「ケアマネ不足やシャドーワークの負担などの報道でマイナスイメージが影響した」と分析する担当者もいた。(以下略)

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