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  • 2025/10/24
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たった10日の間に、26年間連立を組んでいた公明党が「アウト」し、〝削減好き〟な日本維新の会が「イン」した。少数与党に代わりはないが、自民党のパートナーは真逆のタイプになった。「よりによって」と考える介護事業者は多いかもしれない。

高市早苗首相は、次の介護報酬改定を待たずに補助金を用意すると述べた。介護業界が切望するこれらの政策は実施されると思いたいが、問題は「上げ幅」だ。

介護13団体の調査結果の通り、大幅な改定率の引き上げや補助額でなければ意味がない。しかし、率を上げれば保険料にはねかえる。「社会保険料の引き下げ」を公約に掲げる維新はまず良い顔をしない。閣外協力という形のため、ちょっと機嫌を損ねれば、簡単に「アウト」されることにもなりかねない。

首相の言う「赤字に苦しむ病院や施設」を救済できる対策が打たれるのか。予断を許さない状況が続く。

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