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平均年齢 ケアマネ54・3歳に上昇 介護職種で最高齢 24年度介護労働実態調査より
  • 2025/11/14
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介護従事者の高齢化は年々着実に進んでいる。介護労働安定センターが8月に公表した2024年度介護労働実態調査で、職種別の平均年齢が最も高いのは、介護支援専門員の54・3歳だった。最も低いのは、PT・OT・STの39・2歳だが、前年度から0・6歳上昇している。

ケアマネは、前年に比べ0・7歳上昇し、上昇幅も全職種で最も高い。背景についてセンター担当者は「ケアマネの確保も難しくなっている中、現在ケアマネとして従事している人が辞めにくい状況があり、年々平均年齢が上昇しているのではないか」と話す。

介護労働者全体の平均年齢は48・7歳で、前年度より0・3歳上昇した。65歳以上の労働者は9・1%を占める。

訪問介護員に占める65歳以上職員の割合は14・5%、介護職員では7・6%で、いずれも前年度より低下。ケアマネジャーは15・3%で前年度より大幅に増加した。ケアマネは基礎資格を持ち、現場経験がある人が資格者で、ホームヘルパーより入口のハードルが高いことも、ケアマネの方が高齢化している要因と言えそうだ。20~25歳未満では施設の介護職員が6割超だった。

サービス事業所別平均年齢でも、居宅介護支援は54・4歳で最も高い(有意差ありのサービスのみ比較)。(以下略)

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