ベトナム求職者数は減少 EPA説明会 日本選ばれにくく
- 2026/03/13
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国際厚生事業団は5日、経済連携協定(EPA)に基づく介護福祉士候補者の受け入れ希望施設に対するオンライン説明会を開催した。求職者数はインドネシアでは増加している一方、ベトナムは減少していると説明。背景には、円安などの「日本離れ」があるようだ。
2008年度の創設以降、EPAによる受け入れ総数は看護師候補者・介護福祉士候補者合わせて1万597人。うち介護福祉士国家試験には3616人が合格し、副施設長や主任になるなどキャリアアップの例も増えているという。候補者受け入れにかかる費用はインドネシア人では1人当たり約60万円、フィリピン人約64万円、ベトナム人約64万~72万円と示した。
EPAの特長として、政府間での受け入れで安心して参加できる点、高い目的意識を持った候補者、充実した国家試験対策などを挙げた。
事業団のデータによると、2026年度の求人数・求職者数は、インドネシアが求人数474人に対し求職者451人、フィリピン270人に対し396人、ベトナム195人に対し44人。インドネシアやフィリピンからの求職者は受入枠300人を大幅に超え、採用しやすい一方、ベトナムの求職者数は少ない状況が続いている。
質疑応答では、ベトナムのマッチング率が低い理由について質問が出た。担当者は「日本側の求人数に対してベトナムの候補者が少ないことが結果的にマッチング率の低さにつながっている」と分析。ベトナムの候補者が少ない背景には、▽円安▽特定技能「介護」を希望▽日本が選ばれにくくなり他国で就労――の大きく3つがあると説明した。(以下略)

