退職手当共済制度 退職者増え、加入者減少 厚労省検討会 見直し視野に初会合
- 2026/05/01
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社会福祉法人の職員に対する退職手当金を支給するための「退職手当共済制度」について、厚生労働省は4月23日、見直しを議論する検討会の初会合を開催した。退職者が増加する一方、加入者が減少していることで制度運営が厳しいため、現行の賦課方式の見直しも含めた検討を行う。
社会福祉施設職員等退職手当共済制度は、1961年、公立の福祉施設職員に比べて給与・待遇が低かった民間施設職員との格差を埋めるため創設された。今年4月1日時点で加入法人は1万6678法人で、社会福祉法人全体の8割にあたる。
加入職員数は88万2826人で、うち介護分野で従事する職員は22万6117人、障害分野20万4349人。
退職手当支給総額は25年度は1452億円で、5年前に比べ1・26倍、退職者数も直近5年で1・1倍に増加している。
一方、新規加入者数は2015年度以降減少傾向で、退職者数が新規加入者を上回る状況。法人が支払う職員1人当たりの掛金額は、24年度に年額3千円、25・26年度にそれぞれ6千円引き上げ、26年度に介護・障害分野で年額14万8500円となっている。
支払い準備金も掛金の引き上げ幅を抑えるために取り崩し、24年度末時点の残高は294億円に減少している。(以下略)

