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「いつか起こると思っていた」 神奈川県のケアマネ事業所 実名でアンケート
  • 2026/07/10
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深刻なカスハラ実態浮き彫り

6月に埼玉県川口市で発生した利用者家族によるケアマネジャーの刺殺事件を受け、デイサービスと居宅介護支援を運営する「ひかりデイサービス」(神奈川県厚木市)はこのほど、ケアマネジャーや事業所経営者などを対象にした緊急のアンケートを実施した。事件の発生を受けて、「ついに起きてしまった」という声が最も多く、業務の中で暴言や脅迫、ハラスメントや身の危険を感じながら業務を継続している実態が浮き彫りになっている。

川口市の事件の1年前には、横浜市で80代の利用者が60代のケアマネの背中を刃物で刺し、逮捕される事件が発生。訪問リスクが問題視されていたにもかかわらず、法的に有効な措置はとられず、事件が風化していったことに危機感を持った齊藤誠代表は、川口市の事件について現場で働くケアマネの意見を聞くため7項目のアンケートを企画。6月12日から9日間かけ、グーグルフォームを活用し、事業所34件、個人73人の合計107件の回答を得た。実名・実事業所名での記載を求めた。

回答者の7割は現役のケアマネジャー。ケアマネ事業所経営者14%、ケアマネジャー経験者6・5%だった。

殺害事件前に訪問時のリスクに対する対策を「していない」と回答したのが55%と半数以上を占め、事件後も「以前と対策は変わらない」事業所が約半数を占めたことが分かった。自由記述では「ケアマネがリスクに慣れてしまっている」と危機感を示す意見もあった。

「殺人事件を聞いてどう感じたか」の質問には、「いつか起こると危惧していた」「明日は我が身」などの声が最も多く、多くのケアマネが訪問の過程で暴言や脅迫、ハラスメントを受けたり、身の危険を感じていた。「ケアマネに責任が集中している」「行政や包括支援センターの支援が不十分」「カスハラ対策だけでは根本的解決にはならない」など制度や行政の対応が不十分と指摘する声もあった。(以下略)

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