遊歩道
- 2026/09/18
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「事業所を変えてこんなに良くなるとは」。80代のK子さんはそう繰り返した。夫のTさんは1年前にピック病と診断。ケアマネジャーに勧められたデイサービスに通ったが、半月で出入り禁止に。
突然大声で叫ぶ。職員の制止を振り切って裸足で外に駆け出して行く。「暴力行為」と一刀両断されたK子さんは傷つき、サービスを使うことをためらい、1人で介護を続けた。
睡眠もろくに取れず精神病院への入院を考えた矢先に、たまたま今の看護多機能型居宅介護事業所を紹介された。
スタッフはTさんがどういうタイミングで不穏になるのかきめ細かくアセスメントし、言葉にならない声に耳を傾けながら環境を整え、支援の仕方を考えた。2カ月で、Tさんは見違えるような笑顔を見せるように。
「本人が一番辛いことを分かってくれる。それが嬉しい」(K子さん)。良い事業所との出会いが偶然でなくなってほしい。

